プロジェクト発足のきっかけは当社の社員が、社内プロジェクトで募金活動を行ったところ、上手くいかないことが気にかかっていました。そこで、募金を組み込んだメニューを実施したところ、予想を上回る注文があり、募金活動に貢献できたことに喜びを感じました。このメニューのさらなる改善を考えていたところ、「商品に使用している野菜(素材)をメニューに使用すればいいのではないか。」と気づきました。そんなある日、会社のお店の前にバスを毎朝駐停車している福祉事業所で、そこは障がいがある方に優しい施設で、作られている野菜は無農薬にこだわり、とても美味しい。「この野菜を仕入れることで、お客様に安心安全で美味しい商品を提供できるだけでなく、障がいがある方の工賃アップに繋がるのではないか。」と考え、プロジェクトは発足しました。
プロジェクトへの想い本プロジェクトでは、飲食店・福祉施設・お客様が、美味しいお食事を通して幸せに繋がることができます。福祉施設で生産されたものを使用したお料理をお客様に提供するだけで、お店として社会貢献をしているとアピールすることができます。飲食店として、美味しいお料理を提供することが社会貢献にもなっているということはより大きな付加価値となり、販売促進にも利用できます。しかし、この販売促進を自店で行うには手間がかかったり、限界があったりします。そこでSMPに加盟して、ツールを活用しながら、活動を持続、普及させたいのです。
福祉未来価値創造大賞とは福祉事業所で働く障がいある方の工賃は大阪が全国でワースト1。企業×福祉でコラボレーションし、事業性の高い商品(モノ・サービス)を企業とともに創造することでこの現状を変えていくことを目的としています。福祉未来価値創造大賞は2017年から大阪府・大阪市より後援を頂き開始しました。環境や健康に配慮した製品が当たり前に作られるようになった現在、今後は働き手(人権)に配慮した 製品づくりが大切になると考えています。本大賞では企業と福祉事業所によるコラボレーションを行い、新たな商品(モノ・サービス)を創造したソーシャルビジネスプラン・ビジネスモデルを構築していきます。福祉事業所は、社会性は高いけれどビジネス性には乏しい面があります。そこでビジネス性の高い企業と一緒になって商品開発を進めることで、ソーシャルビジネスを構築し、広く社会に貢献できる事業を生み出していきます。